令和4年12月7日 定例記者会見

 本会では、医師会活動や医療に関する最新情報を発信することで地域における公衆衛生の向上と市民に親しみやすい医師会を目指すことを目的に、2ヵ月に一度「定例記者会見」を開催しています。
 14 回目となる今回は、令和4年12月7日(水)13時30分より福岡市医師会館にて実施し、報道機関11社が参加しました。


1.福岡市感染症概況等総論 <平田会長>

 平田会長から、現在の新型コロナウイルス感染状況と、予め報道機関より寄せられた質問等に回答しました。
 市内の新規感染者数は緩やかではあるものの増加傾向にある状況を示し、年代別感染者の内訳とワクチン3回目接種の状況により、接種率が低い若年層ほど感染率が高い傾向にあることから、重症化リスクの高い高齢者等への感染予防のため、ワクチン接種の検討を呼びかけました。
 インフルエンザの流行状況について、今年南半球のオーストラリアで急激な患者の増加が報告されていることを示し、日本ではコロナ前の感染状況には至っていないものの多少の増加傾向にあり、引き続き感染対策の徹底とワクチン接種を呼びかけました。
 新型コロナウイルスに対する福岡市医師会としての対応状況についての報道機関からの質問に対しては、オミクロン株対応ワクチン接種体制を整えており、発熱患者の診療・検査を行う「診療・検査医療機関」は11月末時点で市内に565医療機関あるため、発熱等の症状があり受診する医療機関に迷われた際は福岡市のホームページより確認いただくよう呼びかけました。
 最後に市民に向け、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行への注意、電話相談窓口など連絡先の確認、検査キットや解熱鎮痛剤等の準備の3点をお願いしました。


2.ウクライナ支援の取組み <大木副会長>

 大木副会長からは、ウクライナ支援の現状や今後の取組みついて報告しました。
 7月に実施した駐日ウクライナ特命全権大使セルギー・コルスンスキー氏との面談の際に、ウクライナ侵攻による負傷者の受入れ要望があったことを受け、リハビリなど整形外科疾患の診療や治療について会員医療機関での準備を進めており、現在治療希望者の受入れ調整中の段階であることを説明しました。
 また、11月にはロシア軍の砲撃により足に重傷を負い、千葉大学病院で治療を受けたアントン・コルニシュク氏と平田会長が面談を行い、本会のウクライナ侵攻の負傷者受入れについて、「祖国のためには必要で、ありがたい」と日本語でご自身の気持ちを表された旨を報告しました。今後本会では支援物資の提供や避難民の健康診断を実施する予定で、引き続きウクライナへの支援活動を継続していくことを表明しました。


3.質疑応答

 平川常任理事より、予め寄せられた報道機関の質問のうち、病床使用率、スタッフの出勤状況等、医療現場の状況について回答しました。
 福岡県では新規感染者数の増加傾向が続き、県は12月1日に「福岡オミクロン警報」を発動したことを報告しました。病床使用率30%以上が発動基準のところ、12月6日時点での病床使用率は36.1%となり、今後の注意の必要性を説明しました。
 また、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行について、同時に両方感染する可能性はあり、インフルエンザはここ2年感染者が極めて少なく、抗体が弱まっている人が多いとして、年末年始で人と接触する機会が増える前にワクチン接種を行うよう呼びかけました。
 中山常任理事からは、オミクロン株流行以降の小児の死亡者および重症者の累積数を示しながら、日本小児科学会が表明している生後6か月~5歳の全ての小児へのコロナワクチン接種の推奨と接種の考え方を説明し、ワクチン接種への理解を求めました。


関連資料

福岡市感染症概況等 (PDF)
ウクライナ支援の取組み (PDF)
質疑応答 (PDF)


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