症状が改善したら体操等で体を動かしましょう

自宅療養では、足の血管にできた血栓が肺静脈に詰まる「エコノミークラス症候群」への注意も必要です。

「エコノミークラス症候群」は食事や水分を十分に取らない状態で、狭い座席等に長時間座って足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。
その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まり肺塞栓などを誘発する恐れがあります。

症状が改善してきたら次の項目で体の部位を動かしていきましょう!
1日1~2回の実施が目安です。
※痛みがある場合は無理のない範囲で行ってください。
①つま先・かかと上げ体操
  椅子に座って両足を肩幅に広げます。
  かかとはつけたままで、つま先を上げます。
  次にかかとを上げ、つま先を下げる動作を繰り返します。
②腕・肩・体側のストレッチ(タオル体操)
  タオルを持ってを両手を上げ背筋を伸ばします。
  タオルを頭の後ろに下ろします。
  タオルを上げ上体を軽く横に倒します。
③スクワット
  肩幅に開いた足をハの字に開いて背筋を伸ばし、両腕は前に伸ばします。
  つま先とひざが同じ方向に曲がることを確認しながら、3 秒間で椅子に座るようにひざを曲げて、1 秒間姿勢を保ちます。
  3 秒間で元の姿勢に戻します。
訪問看護ステーション理学療法士職員による見本動画