令和7年12月3日 定例記者会見

 本会では、医師会活動や医療に関する最新情報を発信することで地域における公衆衛生の向上と市民に親しみやすい医師会を目指すことを目的に、「定例記者会見」を開催しています。
 28回目となる今回は、令和7年12月3日(水)13時30分より福岡市医師会館にて実施し、報道機関10社が参加しました。

1.令和7年総括 <菊池会長>

 菊池会長から「令和7年総括」として、令和7年の本会活動等を世相と併せて振り返りました。
 令和7年は、物価高騰や人件費上昇等により多くの医療機関が直面する「経営問題」や「人材不足」への対策、「感染症予防」、「医療DX」等を中心に安定的な地域医療提供継続のため取組みを行った旨を報告しました。
 報道機関からの事前質問で、財政制度等審議会分科会にて診療所の利益率は高く次期診療報酬改定において診療所の財源を病院に回す必要があるとの見解が示された件に対して、実際には利益率の中央値は低く、メリハリを付けるということでなく病院と診療所一体で地域医療を支えられるよう診療報酬を配分いただきたいと回答しました。
 最後に、来年も医療界における様々な問題解決に取組み、市民の健康と生命を守るため良質な医療提供に努めていくことを表明しました。

2.感染症動向と予防接種 <植山常任理事>

 植山常任理事から感染症発生状況と予防接種について説明しました。
 インフルエンザの直近報告数が警報基準値以上であることを示し、事前質問の早期流行の要因については、インバウンド増加によるウイルス流入等が考えられ、新たな変異株が猛威を振るっていると説明しました。基本的な感染対策とワクチン接種を検討いただき、気になる症状がある場合は平日日中時間帯のかかりつけ医受診をお願いしました。併せて、令和7年の百日咳の流行が記録的であったことも伝えました。
 感染症予防対策として、インフルエンザワクチン定期接種、経鼻弱毒生インフルエンザワクチン「フルミスト点鼻液」、新型コロナワクチン定期接種、HPVワクチン、帯状疱疹ワクチンの対象者や接種回数、接種費用等について説明し、いずれも希望の場合は医療機関に直接確認のうえでの予約をお願いしました。

3.産業医と事業所のマッチング事業 <牟田常任理事>

 牟田常任理事から令和7年7月より開始した「産業医と事業所のマッチング事業」について説明しました。産業医の定義や職務内容、資格取得のための本会研修会等の活動を示し、選任が必要な事業所と産業医活動を希望する会員双方が抱える課題解消のため、本事業を開始した経緯を報告しました。
 また、本会ホームページを通して行う登録手順と契約までの流れを説明しました。事業所側は産業医の職務内容や要望を予め提示し、産業医側は事業所の業種・規模等を確認のうえエントリーが可能になることで双方に有用な事業であり、無料で利用可能な特徴を伝えました。現時点の実績はマッチング5件成立、3件交渉中で、産業医選任のご相談は本会宛問合せいただくよう呼びかけました。


 

関連資料

令和7年総括 (PDF)
感染症動向と予防接種 (PDF)
産業医と事業所のマッチング事業 (PDF)


 

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