訪問看護研修会(7月)を開催しました。
福岡市医師会訪問看護ステーションでは、毎月、研修会を開催しています。
今回は、国家公務員共済組合連合会浜の町病院 救急看護認定看護師の田尻雄三先生を講師にお迎えし、「災害対応7つの鍵~災害時に何をすべきか~」をテーマにご講義いただきました。
講義では、災害の定義や大規模災害時の対応の基本となる「CSCATTT(指揮・連携、安全確保、情報伝達、評価、トリアージ、治療、搬送)」について、過去の災害の教訓や訪問看護中に震度6の地震が発生した事例を交えながら、分かりやすくご説明いただきました。
また、災害看護とは「いつもと違う状況」の中で、限られた資源を最大限に活用し、人々の命と健康を守る看護であることや、需要と資源の不均衡が災害の被害をさらに拡大させることについても学びました。
訪問看護師が災害時に優先すべき行動として、①自分と家族の安全確認、②ステーションとの連絡、③担当利用者の安否確認、④医療依存度の高い利用者からの訪問計画、⑤地域との連携が示されました。また、訪問看護師はケアマネジャーや行政、ご家族をつなぐ役割も担っており、災害対策本部へ報告する際は、ライフラインの状況や安否、避難状況、医療支援の必要性、自力対応の可否などを1分以内で簡潔に報告することの重要性についてもお話しいただきました。
今回の研修を通して、災害発生時に慌てず行動するためには、日頃から十分な備えと関係機関との連携が欠かせないことを改めて認識しました。当ステーションとしても、利用者の皆さまが安心して在宅療養を継続できるよう、災害時を想定した準備と体制づくりに努めてまいります。

