訪問看護研修会(4月)を開催しました。
福岡市医師会訪問看護ステーションでは、毎月、研修会を開催しています。
今回は、「精神疾患患者の地域移行支援」をテーマに、油山病院 地域医療連携部課長・精神保健福祉士 本田 耕太 先生ならびに精神保健福祉士 渡邊 芙柚 先生よりご講義をいただきました。
まず、本田 耕太 先生より、「油山病院における地域移行支援の取り組みについて」と題し、入院から退院までの流れをはじめ、医療福祉相談や社会資源の情報提供、ご家族への支援、関係機関・地域との連携など、同院の具体的な取り組みをご紹介いただきました。
また、地域協働による退院支援グループ「チャレンジグループ」の活動を通じ、精神保健福祉士が患者・医療機関・地域支援者をつなぎ、新たな協力体制をコーディネートする役割についてもお話しいただきました。
続いて、「精神科急性期治療病棟における退院支援」について、渡邊 芙柚 先生より、実際の2事例をもとにご講義いただきました。
自宅退院に向けた支援の経過として、患者・ご家族・主治医・訪問看護・いきいきセンター等が、精神保健福祉士の調整のもと、どのように連携して退院に至ったのかを具体的にご説明いただきました。
講義では、患者やご家族の希望を丁寧に傾聴しつつも、医療的判断や入院期間の制約の中で多職種が目標を共有し、安定した支援を行う重要性が示されました。また、「退院は通過点であり、本当の回復は地域生活の中で始まる」という視点のもと、日頃から地域の支援者同士が連携し、信頼関係を築いておくことの大切さについてもお話しいただきました。
今回の研修を通して、医療機関と地域の連携の重要性を改めて認識しました。当ステーションとしても、退院後の生活を安心して任せていただけるよう、今後も関係機関との連携を大切にしていきたいと思います。

