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掲載:2008年10月31日

毎年、冬になるとテレビなどでインフルエンザの話題が多くなります。インフルエンザに感染すると発熱などの症状に加え、肺炎や脳症などの重大な合併症を招く可能性があります。自分が感染すること、また人にうつすことを防ぐためにもワクチンの予防接種が有効であることが国内の研究から実証されています。メディアなどの情報から自分だけで判断せず、まずは医師に相談して積極的に予防接種を受けましょう。


毎年受けなければいけないの?

流行するウイルスの型が異なるので、毎年受けてください。

『ソ連型』とか『香港型』という言葉を聞いたことがあると思いますが、インフルエンザは毎年流行するウイルスの型や株が異なります。「去年も受けたし、今年は大丈夫だろう」と予防接種を受けないと感染してしまう可能性が高くなります。毎年きちんと受けることが大切です。


小さな子どもや妊娠中でも、接種を受けた方が良いの?

基本的には発症を防ぎたい全ての人が接種検討対象となります。

年齢別の患者発生状況を見ると、9歳までの子どもの発症が6割以上となっており、身体的な負担も大きいことからワクチンでしっかり予防すべきだと言えます。アメリカでは9歳以上は全て大人と同じ接種量となっており、小児は積極的に接種することが推奨されています。欧米では妊娠中の妊婦さんについても、自然流産が起こりやすい妊娠初期以外は胎児への影響は考えにくいため、積極的に接種をすすめています。我が国でもまずは医師に相談し、接種を検討するとよいでしょう。

いつ頃接種を受けたらいいの?

12月〜1月に接種しましょう。

流行時期は毎年異なりますが、例年12月〜4月に流行することが多いようです。ワクチンを接種すると3〜4ヵ月程度は効果があること、流行のピークが1月から3月に訪れるのが多いことから、その前に接種しておくことが望ましいです。受験生などは受験の時期を考えて早めに接種しておく方が良いでしょう。また、早い時期に接種して3〜4月に流行が来る場合は追加接種を検討した方が良いでしょう。

予防接種って効くんですか?

研究の結果、有効性が認められています。

ウイルスが毎年変異するため、流行前に予測して作られたワクチンに対してウイルスがさらに変異すると有効性が下がってしまう場合もあります。ですが過去の研究からワクチンの有効性が証明されています。よく「予防接種を受けたのにインフルエンザにかかった」という人がいますが、実際に検査をすると別の病気だったりすることも多いので、そのようなときは検査を受けると良いでしょう。