急患の場合
福岡市では、夜間や休日など医療機関の診療時間外での急患診療に対処するため、急患診療センター及び各急患診療所で診療を行っています。
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子育てお役立ち情報
乳幼児健康支援デイサービスのご案内など福岡市の子育てファミリーに知っていただきたいコンテンツです。
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掲載:2010年1月31日


子宮頸がんの原因は、「高リスク型HPV(ヒトパピローマウイルス)」の持続感染です。実は、上図のように約80%の女性は一生に一度はHPVに感染して います。感染後は、免疫力で自然に排除されるのですが約10%が持続感染し、病変が進行します。初期は自覚症状がほとんどなく、進行すると不正出血、おり ものの異常(ピンク・茶褐色・悪臭)が見られます。症状が現われたときはすでに進行癌とお考えください。症状が出る前に発見できれば子宮を残すことができ ますし、ほぼ完治できます。


原因がウイルスということで、2006年にアメリカでワクチンが承認され子宮頸がんは唯一「予防できるがん」になりました。現在、ほとんどの先進国では 9〜16歳の女児に公費での無料接種が行われています。日本でもようやく接種が可能になり、是非検診と接種を受けていただきたいです。
女性にとっ て子宮をとる、ということは喪失感が大きいものです。初期癌の治療のありかたとして、子宮を温存する方向ですから、自分の体に関心を持ち、早期発見のため がん検診、そして予防にワクチン接種を是非受けていただきたいですね。