医療情報室レポート
 

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2003年 1月24日  
福岡市医師会医療情報室  
TEL852-1501・FAX852-1510 

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特集:第26回 日本医学会総会

2003年4月、21世紀最初の日本医学会総会が福岡で開催されます。明治35年に第1回総会が東京で開催されて以来、約100年に亘って東京・大阪・京都・名古屋の四大都市に限って開催されてきましたが、今回初めて四大都市を離れて福岡市で開催されることとなり、九州大学など県内4大学医学部を中心とした実行機関により、現在、着々と準備が進められています。
日本医学会総会は、96の分科会を擁する日本医学会を連合し、各分科会の最新の成果を統合して紹介する場を提供するもので、日本医学の「今」と「未来」を展望する日本医学会最大の事業です。
今後の地方都市開催への道を開く本総会は、地元福岡の医学会にとどまらず、医学会全体の注目と期待を受け開催されることとなり、是非とも成功させなければならない今世紀最初の大イベントでもあります。
今回は、開催も間近に迫った「第26回 日本医学会総会」について特集します。
  


トピックニュース


総 会 日 程

 2003年4月4日(金)〜4月6日(日)
   【会場】 福岡国際会議場、福岡サンパレス、シーホークホテル&リゾート、九州大学医学部百年講堂

基 本 理 念


参 加 登 録

  ★1月31日までは特別割引登録料にて登録できます!!
    ※登録用紙は1月17日郵便で全会員にお送りしています。是非今月までにご登録下さい。

 
参加登録区分 1月31日まで 当日受付
1.医師・歯科医師・研究者 30,000円 35,000円
2.医薬情報担当者(MR) 20,000円 25,000円
3.卒後4年までの医師・歯科医師 15,000円 20,000円
4.コ・メディカル 5,000円 8,000円
5.学生・大学院生 2,000円 3,000円
6.同伴者 3,000円 5,000円

    【登録問い合わせ先】
      第26回 日本医学会総会登録事務局
       〒812-8582 福岡市東区馬出3-1-1 九州大学大学院医学研究院内
         TEL:643−6837 FAX:643−7224

総会参加に認められている認定単位数

   日本医師会が認定する研修単位
 
分 科 会 単 位
日本医師会生涯教育制度 5単位
日本医師会認定産業医制度 10単位
日本医師会認定健康スポーツ医制度 2単位



※1 基礎研修(後期)または生涯研修(専門)として10単位
※2 再研修単位として2単位

   各分科会が認定する認定医更新の点数
 
分 科 会 単 位
日本病理学会 10単位
日本血液学会 3点
日本温泉気候物理医学会 4点
日本内分泌学会 10点
日本内科学会 10単位
日本小児科学会 10単位
日本感染症学会 3単位
日本消化器病学会 5点
日本循環器学会 3点
10 日本外科学会 1回
11 日本整形外科学会 5単位
12 日本産科婦人科学会 10単位
13 日本眼科学会 1日3点
14 日本耳鼻咽喉科学会 5点
15 日本皮膚科学会 6点
分 科 会 単 位
16 日本泌尿器科学会 10点
17 日本医学放射線学会 5単位
18 日本気管食道科学会 B5単位
19 日本アレルギー学会 10単位
20 日本麻酔学会 10単位
21 日本胸部外科学会 1回
22 日本脳神経外科学会 10点
23 日本輸血学会 3点
24 日本糖尿病学会 2点
25 日本神経学会 4点
26 日本老年医学会 10点
27 日本人類遺伝学会 10点
28 日本リハビリテーション医学会 1点
29 日本呼吸器学会 5点
30 日本腎臓学会 3点
 

分 科 会 単 位
31 日本リウマチ学会 ※3 6単位
32 日本肝臓学会 3点
33 日本形成外科学会 6点
34 日本小児外科学会 1回
35 日本消化器外科学会 1回
36 日本臨床検査医学会 5点
37 日本核医学会 5点
38 日本救急医学会 10点
39 日本心身医学会 10単位
40 日本消化器内視鏡学会 3点
41 日本大腸肛門病学会 5単位
42 日本超音波医学会 5単位
43 日本東洋医学会 18点
44 日本小児神経学会 5単位
45 日本呼吸器外科学会 1点
46 日本臨床薬理学会 10単位
   ※3 日本リウマチ学会は教育研修会の一環として3単位を増加しております。

   日本糖尿病療養指導士認定機構が認定する研修単位
 
分 科 会 単 位
日本糖尿病療養指導士 2単位


※現在申請中

特別シンポジウム

  特別シンポジウム『日本の医療の将来』
    開催日時:4月6日(日)9時〜13時30分
    司  会:第26回日本医学会総会 会 頭 杉岡 洋一(前九州大学総長)
                    副会頭 平野  実(久留米大学学長)
                    記 録 高木 安雄(九州大学大学院環境社会学部門医療経営管理学教授)

 
<シンポジストA> <シンポジストB>(発言者)
 坂口  力(厚生労働大臣)  秋山  洋(第52回日本病院学会会長)
 下村  健(健康保険組合連合会副会長)  尾形 裕也(九州大学大学院環境社会学部門医療経営管理学教授)
 坪井 栄孝(日本医師会会長)  李  啓充(前ハーバード大学医学部助教授)
 西室 泰三(日本経済団体連合会副会長)  
 南  裕子(日本看護協会会長) <指定発言者>
 森   亘(日本医学会長)  竹嶋 康弘(福岡市医師会会長)
 山本 文男(全国町村会長・福岡県国保連合会会長) (いずれも50音順)

<医療情報室の目>

★日本医師会と日本医学会は『車の両輪』
 日本医学会は、日本医師会定款第10章第40条に「本会に、日本医学会(以下「学会」という。)を置く。」と規定され、その目的を「日本医師会と密接な連携の下に、医学に関する科学及び技術の研究促進を図り、医学及び医療の水準の向上に寄与すること」としている。坪井日本医師会会長、森日本医学会会長ともに機会あるごとに「両者は車の両輪」と発言し、その密接な関係を表現している。“医師会と学会は別のものではない”との認識をまず再確認したい。学会の活動には熱心だが医師会活動は?と思われる大学勤務医の先生方には特にご理解を賜りたい点である。

★総会を成功させるため是非参加登録を
 今回の総会は参加登録者の目標を32,000としています。1月17日現在、登録者数は7,781で目標の24.3%にしか達していません。約26,000の登録者であった前回東京大会の1月現在登録者数が15,000であったことを考えても、大変低い数字といえます。  4年に1度の医療界・医学会最大のイベントが地元福岡で開催される栄誉に対し、我々地元医師会員全員が登録し、是非とも登録目標を達成して総会を成功させなければならないと考えます。1月31日までは特別割引登録料で登録できますので、まだ登録がお済みでない方は、今月までにご登録下さいますようお願いします。

 ※ご質問や何かお知りになりたい情報(テーマ)がありましたら医療情報室までお知らせ下さい。
   (事務局担当 百富 TEL852-1501 FAX852-1510)
 

担当理事 長 柄 均・江 頭 啓 介・入 江  尚


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