訪問看護研修会(10月)を開催しました。

福岡市医師会訪問看護ステーションでは、毎月、研修会を開催しています。

今回は、九州大学病院集中治療部クリティカルケア認定看護師 池田 健太 先生より、「人工呼吸管理と呼吸・循環のフィジカルアセスメント」についてご講演をいただきました。

本研修では、以下の3つを目標に講義を受けました。

  1. 人工呼吸器の基本構造と使用目的の理解
  2. 呼吸・循環のフィジカルアセスメントの視点を理解する
  3. 訪問場面での観察・対応をケースを通して考える

研修内容

呼吸フィジカルアセスメントにおける4つの視点(視診・触診・聴診・バイタルサイン)について学びました。特に、呼吸数の上昇は急変の予兆であること、聴診のポイントなど、具体的な観察技術を習得しました。

人工呼吸管理と循環評価では、異常の早期発見やショックを見逃さないための観察方法を詳しく説明していただき、訪問看護師が注目すべきポイントを理解することができました。

今後の実践に向けて、以下の点を訪問看護の現場に活かしていきたいと考えています。

  • 「いつもと違う」に気づく感性と違和感の言語化を醸成する
  • 観察だけでは終わらせず、観察を根拠に対応へ繋げる
  • 必要時にはためらわず報告し、いつでも報告できる環境を整備する

これらの学びを実践し、より質の高い訪問看護サービスの提供に努めてまいります。