訪問看護研修会(5月)を開催しました!
福岡市医師会訪問看護ステーションでは、毎月1回、研修会を開催しています。
5月10日(土)に開催した研修会は、兵庫大学 看護学部看護学科 老年看護学 教授 水内 恵子 先生より、「透析患者の在宅看護~今、在宅看護が透析医療を救う!」と題し、ご講義をいただきました。
透析患者の平均年齢は70歳を超え、高齢化に伴い多くの合併症やさまざまな病期に対応する必要があります。身体・精神・社会・霊的側面からのアセスメントが重要で、特にサルコペニアやフレイルにより活動量が低下すると、食欲低下や抑うつなどの悪循環に陥りやすいことを学びました。
また、透析患者に対する食事・服薬・VA管理・運動療法・フットケアなどの支援について具体的な事例を通じて学びましたが、食事療法においては、ポテトチップスやコンビニのフライドチキンはたんぱく質と脂質が高く、推奨される食品のひとつであるなど「目からウロコ」の内容もありました。
制限の多い透析生活でも、自分らしく暮らせるよう生活環境を整えたり精神的なサポートを行うことで、在宅看護でも「患者が輝ける」支援が行えるのだということを実感できました。
