INFORMATION

No.26006
平成26年7月




『totalPINP』新規受託開始のお知らせ

 この度、下記項目を新たに受託開始いたしますのでご案内申し上げます。



  
【新規受託項目】 
検査の
手びき
掲載頁
項目
コード
検査項目 検査内容
非掲載 3659 totalPINP
(I型プロコラーゲン-N-
プロペプチド)
検体量 血清 0.3mL
容器 (1)真空採血管(茶色キャップ)
(検査の手びき掲載頁204P参照)
保存 冷蔵
報告 4〜5日
検査方法 ECLIA法
基準値
女性閉経前 (30〜44歳) 16.8〜70.1
女性閉経後 (45〜79歳) 26.4〜98.2
男性 (30〜83歳) 18.1〜74.1
単位 ng/mL
報告桁数 少数第1位
実施料 170点(判断料:生化学II144点)

当該検査の受託開始に伴い、intactPINP(項目コード:3675)[検査実施料:168点]は
平成26年9月29日(月)をもちまして検査受託を中止させていただきます。

【受託開始日】 平成26年8月4日(月)受付分より

一般社団法人 福岡市医師会臨床検査センター
〒814-0001 福岡市早良区百道浜1丁目6番9号 TEL(092)852-1506 FAX(092)852-1510

●total PINP(I型プロコラーゲン-N-プロペプチド)
.............................................................
 PINPは、「I型プロコラーゲン-N-プロペプチド」の略称で、I型コラーゲン分子が前駆体のI型プロコラーゲンから生成される際にN末端側から切り離される蛋白質で、骨基質の殆どを構成しているI型コラーゲンの量を反映します。
PINPは骨形成マーカーとしての特異性が高く、骨形成をより早期から鋭敏に反映します。
骨形成促進薬を用いて治療を始めたときに早いうちから測定値が大きく上昇してくる(早期の骨形成を鋭敏に反映する)ことがPINPの特徴であり、特に骨形成促進薬にあたる副甲状腺ホルモン薬(テリパラチド)の治療効果判定やモニタリングに適したマーカーと考えられています。
本検査は、従来のRIA法で測定するintactPINPがPINPの三量体のみを検出していたことに対して三量体の両方を検出します。しかし、血中での単量体は極めて少ないため、RIA法との相関は良好です。

totalPINPとintactPINPの相関
 【全域】  【250ng/mL以下】

  ■ 新検査方法参考文献  日高 好博:医学と薬学



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