INFORMATION

No.22023−1
平成23年3月



【変更内容】

検査の
手びき
掲載頁

コードNo. 検査名 変更箇所 現 行 変更理由
54 2070 遊離脂肪酸
<NEFA>

基準値

     mEq/l
0.10〜0.81
     mEq/l
0.14〜0.85
測定試薬
の変更
報告下限値      mEq/l
0.02未満
     mEq/l
0.00
76 特伝 17−KS 3分画 備考 冷暗所で24時間畜尿し、混和後必要量をご提出下さい。
畜尿量、性別をご記入下さい。
<保存剤による影響はありません>
トルエン1〜2mlを加えた容器に冷所で24時間畜尿し、必要量をご提出下さい。
畜尿量を記入下さい。
酸性畜尿は検査不適です。
保存条件
の見直し
76 特伝 17−KS 7分画
84 3281 AFPレクチン分画
<AFP-L3%>
測定法 LBA-EATA LBA 測定試薬
の変更
報告名称 ・L3分画
・総AFP量
・L3
・AFP値
報告下限値              %
L3分画:0.5未満
又は ND(注1)

         ng/ml
総AFP量:0.3未満
     %
L3:0.0


         ng/ml
(AFP量):0.8未満
  注1 総AFP量が検出限界未満のためL3分画比が測定でき
      ない場合、また、L1分画量が0.3ng/ml未満かつ
      L3分画量が0.3ng/ml未満の場合は、L3分画比
      の測定ができないため「ND」報告となります。
88 4775 ガストリン放出ペプチド
前駆体
<Pro-GRP>
コードNo 4769 4775 測定試薬
の変更
検体量 EDTA血漿 0.6ml
(血清不可)
血清 0.6ml
容器No. B @
測定法 CLIA EIA
基準値          pg/ml
80.0以下
         pg/ml
46.0未満
報告日数 4〜5日 5〜7日
94 2742 アミノ酸分画(血漿) 検査名 アミノ酸分析(血漿) アミノ酸分画(血漿) 検査方法
等の変更
検体量 EDTA血漿 0.9ml ヘパリン血漿 1ml
検査方法 HPLC アミノ酸分析計
容器No. B C
報告成分 検査の手びき182ページ掲載の「アミノ酸分画 基準値」は削除。
別紙【アミノ酸分析・アミノ酸分析(9種)基準値】をご参照下さい。
基準値
注意事項 採血後、直ちに遠心分離し、速やかに血漿を凍結保存して下さい。 ヘパリン入り容器に3ml採血後、直ちに遠心分離し、速やかに血漿を凍結保存して下さい。
報告日数 7〜13日 7〜8日
94 2742 アミノ酸分画(尿) 検査名 アミノ酸分析(尿) アミノ酸分画(尿) 検査方法
等の変更
コードNo. 特伝 2742
検体量 尿 3ml 尿 1ml
検査方法 HPLC アミノ酸分析計
報告成分 検査の手びき182ページ掲載の「アミノ酸分画 基準値」は削除。
別紙【アミノ酸分析・アミノ酸分析(9種)基準値】をご参照下さい。

畜尿時の基準値は、削除します。(注1)
基準値
報告日数 7〜13日 7〜8日
備考 削除 早朝2番尿を直ちに凍結して下さい。(トルエン、塩酸などの防腐剤は加えないで下さい)
  注1:アミノ酸分析(尿)の提出に際し、畜尿の場合は細菌繁殖、
     分解などによりアミノ酸が変化することがありますので、随
     時尿による測定をお勧め致します。これに伴い、畜尿時の基
     準値を削除させて頂きます。
94 2740 アミノ酸11分画 検査名 アミノ酸分析(9種) アミノ酸分析11分画 検査方法
等の変更
検体量 EDTA血漿 0.6ml ヘパリン血漿 1ml
容器No. B C
報告成分        9種類
検査の手びき183ページ掲載
の「アミノ酸11分画 基準値」
の成分名変更

バリン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、ヒスチジン、リジン、アルギニン、フィッシャー比
      11種類
バリン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、ヒスチジン、トリプトファン、オルニチン、リジン、アルギニン、フィッシャー比
基準値 検査の手びき183ページ掲載の「アミノ酸11分画 基準値」の基準値を削除。
別紙【アミノ酸分析・アミノ酸分析(9種)基準値】をご参照下さい。
注意事項 採血後、直ちに遠心分離し、速やかに血漿を凍結保存して下さい。 ヘパリン入り容器に3ml採血後、直ちに遠心分離し、速やかに血漿を凍結保存して下さい。
報告日数 5〜8日 5〜6日
98 3771 マイコプラズマ抗体
<MYC> [CF]
報告日数 5〜7日 4〜6日 報告日数
の変更
108 3752 抗CCP抗体
(抗シトルリン化ペプチド抗体)
報告下限値     U/ml
0.4未満
    U/ml
0.6未満
測定試薬
の変更
130 3951 単純ヘルペス [CF] 報告日数 5〜7日 4〜6日 報告日数
の変更
132 3952 水痘・帯状ヘルペス
[CF]
146 特伝 乱用薬物スクリーニング 報告成分 追加:6−アセチルモルヒネ 削除:ジヒドロコデイン 報告成分
の見直し
対象薬物は検査の手びき148ページ参照

別紙
【アミノ酸分析・アミノ酸分析(9種)基準値】

成分名 報告表記 血漿
(nmol/ml)
尿
(μmol/g・
creatinine)
尿
(μmol/)
備考
現行 現行 基準値の
変更
タウリン Taurine 46.4〜128.2 43.9〜57.1 280〜2000 510〜2400
ホスフォエタノールアミン Phoshoethanolamine TRA ND 7〜70 <410
尿素 - 削除 3269〜5097 削除 65〜145※1 削除
アスパラギン酸 Aspartic acid TRA〜7.2 <3.3 TRA〜12 <35 基準値の
変更
ハイドリキシプロリン Hydoroxyproline TRA〜18.8 TR ND ND
メチオニンスルフォキシド - 削除 ND 削除 ND 削除
トレオニン Threonine 74.2〜216.1 122.5〜181.1 70〜390 49〜360 基準値の
変更
セリン Serine 91.5〜186.4 98.0〜142.4 120〜630 180〜710
アスパラギン Asparagine 43.8〜90.6 43.7〜60.1 51〜300 46〜210
グルタミン酸 Glutamic acid 12.2〜82.7 22.8〜45.4 3〜29 11〜49
グルタミン Glutamine 418.0〜739.8 478.3〜658.5 150〜810 170〜910
サルコシン Sarcosine TRA ND ND ND
α-アミノアジピン酸 α-Aminoadipic acid ND ND 5〜52 22〜66
プロリン Poline 71.3〜373.0 165.6〜243.6 ND <22
グリシン Glycine 140.4〜427.3 181.1〜268.9 380〜3600 690〜2320
アラニン Alanine 258.8〜615.2 321.9〜479.9 89〜560 56〜530
シトルリン Citrulline 17.9〜48.0 28.2〜40.8 2〜41 <15
α-アミノ-n-酪酸 α-Amino-n-butyric acid 8.1〜31.0 16.3〜24.7 3〜21 <25
バリン* Valine 156.2〜360.4 224.1〜276.3 23〜66 19〜69
シスチン Cystine 4.7〜34.8 29.8〜49.0 13〜76 30〜88
メチオニン* Methionine 15.5〜38.6 26.4〜36.0 11〜58 8〜34
シスタチオニン Cystathionine ND ND 6〜37 20〜66
イソロイシン* Isoleucine 37.0〜100.4 63.4〜88.0 13〜46 14〜48
ロイシン* Leucine 74.2〜169.1 107.3〜144.1 24〜77 24〜78
γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸 - 削除 ND 削除 ND 削除
チロシン* Tyrosine 38.4〜89.4 54.6〜75.2 49〜230 59〜220 基準値の
変更
β-アラニン β-Alanine TRA〜11.8 ND 2〜110 <60
フェニルアラニン* Phenylalanine 43.5〜79.8 57.1〜68.7 27〜96 27〜110
β-アミノイソ酪酸 β-Amino-iso-butyric acid 5.9以下 ND TRA〜830 <1230
ホモシスチン Homocystine ND ND ND ND
γ-アミノ酪酸 γ-Amino-n-butyric acid ND ND ND ND
モノエタノールアミン Ethanolamine TRA〜10.5 <15.5 190〜530 150〜794
ハイドロキシリジン Hydroxylysine ND ND 8以下 4〜16
オルニチン Ornithine 42.6〜141.2 47.1〜72.5 TRA〜35 7〜21
1-メチルヒスチジン 1-Methylhistidine 9.1以下 TR 25〜2400 <770
ヒスチジン* Histidine 63.0〜105.2 67.4〜98.6 400〜2000 770〜2140
リジン* Lysine 125.7〜281.9 142.5〜208.3 78〜800 11〜380
3-メチルヒスチジン 3-Methylhistidine TRA〜8.2 TR 110〜340 170〜490
トリプトファン Tryptophan 36.2〜79.3 43.0〜67.2 22〜110 29〜125
アンセリン Anserine ND ND ND ND
カルノシン Camosine ND ND 4〜74 3〜24
アルギニン* Arginine 31.8〜149.5 64.6〜97.8 8〜71 33〜99
NH3 NH3 71.8〜230.4 - - -
フィッシャー比* フィッシャー比 2.2〜4.3 2.6〜4.5 - -
 ND:検出感度以下 TRA:痕跡 ※1:mmol/l *:アミノ酸分析(9種)の報告成分です。
 
■ 新検査方法参考文献 鷹野 重蔵:科学の領域 増刊号 121:1978

● ProGRP <ガストリン放出ペプチド前駆体>

本検査におきまして、現行のEIA試薬からCLEIA法(化学発光・酵素免疫測定法)に
基づく試薬に変更させていただきます。

ProGRPは、血清中では凝固過程で産生されるトロンビンの影響を受け、時間の経過とともに測定値に変動が認められることが知られています。
新試薬では、血液凝固系を活性化しにくい血漿を用いています。
なお、新旧二法の相関は良好ですが、新法の測定値は高値を示します。
これにより、コードNo.、検査材料、基準値、報告日数が変更になります。

■ 現法と新法の比較
■ 新検査方法参考文献  吉村 徹 他:医学と薬学 62(4):759〜766,2009

● AFPレクチン分画 <AFP-L3%>

本検査におきまして、同一メーカーの改良試薬に変更させていただきます。
これにより、報告名称、報告下限値が変更になりますが、基準値、提出条件などの変更はございません。

■ 現法と新法の比較
■ 新検査方法参考文献 山口 勲 他 :JJCLA 35(2):205〜210,2010
            花田 浩之 他:JJCLA 35(2):868〜872,2010

● 遊離脂肪酸 <NEFA>

本検査におきまして、現行試薬の販売中止に伴い、測定試薬を変更させていただきます。
これにより、基準値、報告下限値が変更になります。

■ 現法と新法の比較
■ 新検査方法参考文献 柏森 裕三 他:検査と技術 15(6):706,1987

● 抗CCP抗体 <抗シトルリン化ペプチド抗体>

本検査におきまして、現行試薬の販売中止に伴い、測定試薬を変更させていただきます。
これにより、報告下限値が変更になります。

■ 現法と新法の比較



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