INFORMATION

No.22008−1
平成22年6月



クォンティフェロン TB(QFT)
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本検査におきまして、現行試薬販売中止により、同一メーカーの改良試薬に変更させていただきます。
これに伴い、検査項目名、採取容器、検体量、報告様式、報告上限値、備考などが変更になります。

■  判定基準

現行試薬では、ESAT - 6とCFP - 10それぞれの定量値をご報告しておりましたが、新試薬ではこれに

TB 7.7 抗原を加えた3つの抗原を併せて『TB抗原』として報告いたします。

TB抗原 (IU/ml)

結 果

解 釈

0.35以上

(+)

結核感染を疑う

0.10〜0.35未満

判定保留

感染リスクの度合いを考慮し、総合的に判断する

0.10未満

(−)

結核感染していない

■  現法と新法の比較
                         (結核患者)

 

現行試薬

陽性

判定保留

陰性

新試薬

陽性

79

8

2

89

判定保留

1

1

2

4

陰性

0

0

2

2

80

9

6

95

判定一致率 = 86 . 3%

(健常者)

 

現行試薬

陽性

判定保留

陰性

新試薬

陽性

1

0

1

2

判定保留

0

3

5

8

陰性

1

11

138

150

2

14

144

160

 判定一致率 = 88 . 8%

■ 新検査方法参考文献  原田 登之 他:結核 79(12):725〜735,2004

■ 出検に関する注意事項

採血後時間が経った検体は、偽陰性となる可能性があるため、予約検査とさせていただきます。
  出検の際は必ず前日までに弊社担当者にご連絡下さい。
(採血から検査までの時間は最大で16時間です)

・ 検査受託は 月曜日〜金曜日 で、祝祭日の前日は除きます。

•  専用容器の保管温度は4〜25℃です。
  容器を冷蔵保存した場合は、採血前に 室温(22±5℃) になってからご使用下さい。
  採血前に採血管のゲル部分を手で握るなどして温めると誤った結果になることがあるのでご注意ください。

•  1検体には、 種類の採血管(灰色・赤色・紫色)が必要です。各採血管に1mlずつ採血して下さい。

•  採血後、 採血管は上下に5秒間または10回振って混合し、採血管の内表面全体が血液で覆われていることを確認して下さい。 強く振りすぎると分離剤の成分が混ざり、誤った結果になることがありますのでご注意下さい。(採血管使用方法の詳細は別紙をご参照下さい)

・ 採血後の検体は、 必ず室温(17℃〜27℃)で保存して下さい。凍結、冷蔵は厳禁です。
・ 採血容器、および検査依頼書に 採血時間を必ずご記入下さい。
・ 保険請求の際は、「結核菌特異蛋白刺激性遊離インターフェロン - γ」とご記入ください。

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