INFORMATION No.16017
平成16年10月


検査内容変更について

この度、下記により検査内容を変更させて頂きたくご案内申し上げます。
何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。



項目名 変更個所 現行 変更理由
淋菌抗原(PCR)
< 局所ぬぐい液 >
検査のてびき P102
陽性
判定基準
吸光度 1.5 以上
かつ
25倍希釈で再検査
吸光度 2.5 以上
吸光度 0.2 以上
かつ
10倍希釈で再検査
吸光度 2.5 以上
下記参照
淋菌抗原(PCR)
< 尿 >
検査のてびき P102
陽性
判定基準
吸光度 1.5 以上
かつ
25倍希釈で再検査
吸光度 2.5 以上
吸光度 0.2 以上
再検査で確認
 (注意)判定基準は、変更になりますが報告形式はこれまで通りの(+)、(−)です。本試薬は、咽頭
      材料での測定は不適当です。

 * 第16回日本性感染症学会において、口腔内常在菌であるナイセリア属菌(Neisseria subflava 、
   Neisseria cinerea等
)が近年のオーラルセックスの流行により女性性器にも存在し、本試薬との
   交差反応と思われる偽陽性が報告されたため、4月から判定基準を変更して対応して参りました。
   しかし、変更したことで偽陰性の頻度が高くなることが確認され、改めて偽陽性と偽陰性判定を共
   に軽減できるよう判定基準を見直すこととなりました。

 * 男子尿検体については、口腔内ナイセリアによる偽陽性の可能性は殆どないため、以前の判定
   基準に戻すことが適当と判断致しました。

 * 交差反応による偽陽性が発生する可能性は、少なくなったとはいえ、全く無くなったわけではござ
   いません。特に性風俗従事者などで発生する可能性がありますので、診断にあたっては引き続き
   慎重なご判断をお願いします。


 【 変更日 】  平成 16 年 11 月 1 日 (月)受付分より

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