漫画「博多っ子純情」でおなじみの長谷川法世さん。千葉にお住まいで
すが、最近は「博多町家」ふるさと館の館長として博多にいらっしゃるこ
とが多い長谷川さんに、日頃の健康法についてお話をうかがいました。

   
長谷川 法世んプロフィール】
 1945年 福岡市博多区に生まれる
 1968年 漫画家としてデビュー
 1980年 第6回博多町人文化勲章受賞
 1981年 第26回小学館漫画賞受賞
 2003年 「博多町家」ふるさと館館長就任
 小説家、エッセイスト、テレビキャスターとしても
 活躍している。

今年の山笠にも出られたとお聞きしましたが

 私の1年の健康のバロメーターは山笠なんですね。土居流なんですが、1年ご

とに、今年はこのくらいでばてたとか息が切れたとか。もうちょっと来年はが
んばろうとか。やっぱり出るとわかりますよね。もうちょっと若い時はこうい

う風だったもんなあとか。老けたなあとか年取ったなあとかわかりますよね、

如実に。いわゆる燃えるものがあるっていうのはね、いいですよね。生きがい
ですもん。 
 
いつも山笠に向けて体調を整えてらっしゃるんですか
 やっぱり酒少しやめたりとか、走り込んだりすれば効果はありますね。
 実は、去年は山笠の直前に胃潰瘍になったんですよ。いわゆる黒便がでまし
てね、タール便ていうのが。山笠の直前だったもんだから、その間お酒とか飲
まないでじっとしてたんだけど、5日続いて。もう、山笠まで1週間無いぐらい
になったんでこれは治療しないと、というか状態をはっきり診ないとだめだと
思ったんで病院に行ったら「あ、胃潰瘍です。11日にもう1回診せてください」
って言われたんですよ。で、7月8日に博多でパネルディスカッションのパネラ
ーになってたし、お汐井取りが9日からなんですよね。結局はお汐井取りのみ
んなの出発を見送って、千葉に戻ったんですけど。ええ、戻ってまた行ったら
「もう3つは塞がってます。もう1つも治りかけてます。」と。「じゃあ、お
祭りいいですか?走るお祭りなんですけど・・・。」「いいでしょう。」って。
「お酒はどうですか?」「少しなら。」で、ガバガバ飲んで(笑)。
 
お酒をよく飲まれるんですか
 だいたい水割り系で飲むんですけど、焼酎でも、
ウイスキーでも。今は、だいぶ薄くしますよ。本
当ですって(笑)。やっぱりねえ、体の具合が悪
くなってる人って飲んでて体の具合が悪くなると、
ストレートで飲み始めるんですよ。結構知ってい
るので何人かそれで亡くなったりして。東京でも
こちらでも。
 うん、山笠の時もだんだんばててくるのは酒の
せいだと思います。体力はねそんなことないんで
すよね、基礎体力は。ただ、飲んで睡眠不足になって・・・。走り始めた時はまだ
いいんですよね。あの、その前からの酒の蓄積がドッと後半でくるみたい(笑)。
 
日頃、健康維持のために何かされていますか
 最近こっちに帰ってきたときは、中央埠頭の方が広くなってるんで、あっち
にいって歩いています。あんまり走るのはできないんですよ。腹が出すぎてて。
それとアスファルトじゃないんでね、やっぱり足に負担くるんですよね。だか
ら、ちょっと歩いたり、ストレッチングしたりして。で、街路灯相手に相撲の
てっぽうの真似事をやったりね。
 やっぱり体重が増えてきたりとかすると、おなかが出てくる。立っていると
きはそれまでのズボンでも大丈夫なんですよ。ところが座ったらこう、猫背に
なると、バッとおなかが出るんですね。それで酒飲んでると具合が悪くなるみ
たいですね。今、僕、同世代の人間見ていると、
あちこち悪くなる人間多いんですよ。で、「あ
んた、かっこつけて細身のズボンはいてるだろ
う。」って。みんなに「安いのでいいからはき
やすいのにしろって。ウエストが広がるのを買
いなさい。」って。
 僕は仕事してる時はあんまり食べなかったん
ですが、年取ってくるとだんだん食べるように
なるんですよ。まあ、かみさんが少しでも長生
きしてもらおうと思って、なんかかんか食べる
ように仕向けたおかげで。それは結構良かったようで、健康に気をつけるとい
うやつで、なるべく無農薬のとか、そういうものを選んで食べてる。でも眠く
なるんですよね。仕事が続かない(笑)。健全な肉体に健康は宿りますけどね。          
健康な精神では漫画とか描けないですよ。あれは人と違うことを考えなきゃい
けないんだから(笑)。
                     (インタビュー 濱砂 圭子)